圧倒的剛性で、高い精度を安定して実現。
ハイスペックのオールラウンダー
01 位置決め精度
KUKAのロボットは、目標とした位置に確実に到達するための位置決め精度に優れています。これはロボットの幾何学モデルと制御技術の組み合わせによって実現されており、部品の組付けや加工など「狙った位置に正しく到達すること」が要求される用途で力を発揮します。さらに、KUKAが独自に提供する補正機能を適用することで、モデルと実機との差を限りなく小さく抑え、高い位置決め精度を持続的に確保することができます。
02 位置繰り返し精度
産業用ロボットにおいて最も重視される指標のひとつが位置繰り返し精度です。同じ作業を何度繰り返しても同じ場所に正確に戻れる性能は、生産工程の品質を安定させるために欠かせません。KUKAのロボットはこの繰り返し精度において世界的にも高い水準を誇り、わずか数十ミクロンの誤差で安定した動作を実現します。溶接や組立、ハンドリングなど、量産の現場で求められる「ぶれない精度」を確実に支えるのがKUKAの強みです。
03 軌跡精度
直線や曲線といったプログラムされた経路を、どこまで忠実にたどれるかを示す軌跡精度も、KUKAのロボットの大きな特長です。高速で動作する際や、複雑な曲線を描く際でも、優れた制御技術と機械剛性によって、理想の軌道から外れることなく動作を続けることができます。これにより、アーク溶接や塗装、研削加工といった「動きそのものの正確さ」が品質に直結する工程でも、高精度な結果を安定的に提供します。
04 絶対精度
オフラインプログラミングや複数ロボットの導入が進む現場では、指示した座標と実際の動作が一致することが欠かせません。KUKAのロボットは、KUKA独自の技術によって実機の個体差や組立公差を補正し、CADデータから直接生成したプログラムでも高い再現性を可能にしています。これにより、システム導入の効率が向上するだけでなく、異なるロボット間でも同じ精度で作業を行える信頼性が確保されます。
これらの高いスペックを実現する
ベース・ボディの強剛性設計
どれほど優れた精度スペックを持つロボットでも、剛性が不十分であれば外力や振動によって性能は発揮できません。
KUKAロボットは、ベースやボディに強剛性設計を採用することで、高負荷下でも精度を安定して維持。
これにより、位置決め精度・繰り返し精度・軌跡精度、
そしてAbsolute Accuracy(実環境における絶対位置精度)といった数値上の特性を現場で確実に再現します。
強剛性設計は単なる構造の堅牢さにとどまらず、長期的な信頼性や高難度加工における精度維持を支える、
KUKAの設計思想の根幹です。